【痔の手術体験談】我慢の限界から手術まで全部話す|女性・30代・一泊入院の記録

ダイエット・体のこと
  • こんなお悩みありませんか?
  • ・座るとおしりがジンジン痛い
  • ・市販薬をずっと使っているけど治らない
  • ・肛門科に行くのは恥ずかしい…
  • 実は私もそうでした。でも、ある日「もう無理」となり、手術を決意。この記事では、そのときのことを包み隠さずお話しします。

肛門ポリープ・切れ痔の切除を、腰椎麻酔・一泊入院で受けたリアルな体験談です。

おしりが痛い。市販薬ではもう無理

私の「痔歴」は20代からはじまりました。
最初は切れ痔で、トイレのたびにヒリヒリするくらい。市販薬のボラギノールAを使えば落ち着いていたし、病院に行くのは恥ずかしいしで、我慢するのが当たり前になっていました。

我が家の痔の薬たち。

でも30代になってからは、出たり引っ込んだりするイボが登場。
それでも「またか」と放っていたら、ある日を境にとにかく痛い。寝ても立っても座っても痛い

一番落ち着くのがこの体勢。

便器が真っ赤になるほど出血したのに、あまり痛くなかった20代とは違う。
座っているのがしんどくて、職場ではついに「実は…痔で…」と打ち明ける羽目に。

最初のクリニックでは「イボ痔+肛門ポリープ」と言われ、注入薬を処方されました。
でも、効かない。というか、注入薬を使うだけでしみて痛い。
朝の排便がまるで罰ゲームで、トイレのたびに涙目&冷や汗

しかも手術直前に実家で話したら、祖父・父・姉も痔の手術経験者だったことが発覚…!
身近な人でこんなにたくさん痔の手術をしていたとは…
これは、「もう手術しかない」と決意しました。
手術前の様子を書いた記事はコチラ👉「おしりがいたい

手術前日〜当日:緊張と恥ずかしさと浣腸と

手術は4月1日に決定。事前に検査(血液・レントゲン・心電図)を終え、入院準備を進めました。
当日は夫に送ってもらい、桜が咲く中を病院へ向かいます。

一泊入院なので、もちろん(?)相部屋。
病室で出会ったおばあちゃんに「どこ手術するんや?」と聞かれ、「おしりです」と2回答えるも聞き取ってもらえず、最後は「腰です」と嘘をついてしまいました(笑)
※エイプリルフールだったので、唯一の嘘。

午前のうちに看護師さんが来て、検温や血圧を測りながら「排便ありましたか?」と確認。
朝に頑張って出していたので「ありました!」と元気に答えましたが…

「ごめんなさい、浣腸します」
…出てても、みんなやるらしいです。

想像の3倍大きかった浣腸の容器。差し込み口が5〜8センチぐらいある。痛いところに入れるのは恐怖でしかない。

想像より長くて、でかい。
150ccの水分が腸に入ってくる感覚…人生初の浣腸はなかなか衝撃でした。

手術中:まさかの痛みゼロ。

午後2時、点滴をつけて自分の足で手術室へ。

手術台には「ジャックナイフ」と書かれていて、まさか…と思ったらその通り。
うつ伏せでおしりを突き出すあの体勢。

手術時のジャックナイフの姿勢


心拍や血圧の計測が始まり、腰椎麻酔を背中から注射されました。

ちょっとビビって体が動いたので、結局2回刺されました。
でも、麻酔の効果はてきめん。10秒ほどでおしりの痛みが消えた!
麻酔が効いてくると足が温かく感じて、自分で動かせなくなるので、看護師さんに手伝ってもらって手術台の定位置に移動しました。

BGMはback number。(看護師さんのチョイスでしょうか?)
しっとりしたラブソングが流れる中、おしりまる出しで横たわる自分…。
うつ伏せで先生たちに顔を見られないのが救いでした。(どんな顔したらいいんや。)

手術は30分ほどで終了。
ポリープと切れ痔を切除、出血も少なく、縫合もしてもらいました。

術後の夜:トイレに行けない、でも寝られない

手術後はベッドで寝たきり。
足は動かず、痛みは麻酔が切れる頃にジワジワとやってきました。

特に驚いたのが、排尿できないこと。
トイレに行っても出ない。でも尿意はある。焦る。(どうやら麻酔の影響だそうで)
看護師さんに相談し、水をたくさん飲んで再トライ。10分粘ってようやく成功しました。

術後の痛みはと言うと、生理痛の重めの痛さです。(生理痛も人によるけどね、、、)
今までの痛みとちょっと種類が違うのですが、おしりの奥がズンズン痛い感じ。表面はピリピリという感じです。
結局、痛みで眠れなかったので夜中1時、ついにロキソニンをもらって飲み、やっと少し眠れました。

翌日:退院&術後の生活

朝には点滴が外れ、朝食も完食。
担当医の回診で「傷口も腫れていないし順調」と言われ、一安心です。

【術後の注意点】

  • 排便後はウォシュレットの“弱”
  • 外出先では赤ちゃんのおしりふき(ノンアル)
  • しばらく湯船NG、シャワーのみ
  • 肉類(特に牛・豚)は便が硬くなるのでNG
  • 縫合した糸が溶けて垂れて出てくるかも→絶対に引っ張らない!

トイレが怖いけど、回復のためにもしっかり食べて、出して、休むしかない。

まとめ|痔で悩んでいる人へ

痔は、放っておいても良くなりません。
私は「恥ずかしい」「(職場に)言いにくい」「我慢できそう」…そんな理由で何年も放置してしまいました。

でも、最終的には生活に支障が出るほどの痛みで手術を決意。
そして、手術してよかったと心から思っています。

市販薬で効かない、排便が怖い、座れない。
そんな状態なら、病院に行くことを本気で考えてほしいです。

この体験が、同じように悩んでいる方の背中をそっと押せたらうれしいです。

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