弾丸、三重へプチ旅行（前編）

先日、三重へプチ旅行へ行ってきました。
目的地は、以前友人からお勧めされていた「石神さん」と呼ばれる神社です。

お参りのお誘いにしぶる夫

遡ること約２週間前。
三重県に、女性の願いを叶えてくれるという神様が祀られている神社があると言うことを友人から聞きました。
その名も、「石神さん」
三重県の鳥羽に近い相差（おおさつ）と言うところに、神明神社がありその神社に石神さんが祀られているようです。
この神社は、以前子どもを望む人に人気があると聞いて知ってはいたのですが、いつか行こうと思っているうちにそのままになっていて、行けずじまいでした。
不妊治療も最後なので、できることをやりきりたいと言う思いで、夫に行ってみないか話を持ちかけました。

最初夫は、「神頼みができることなん？」と乗り気ではない感じで、「遠いしな〜」「日帰りではしんどいしな〜」「土日は人多いし・・・」と２.３日迷っていました。
また移植の日が近づいてくるなぁ。。。と半分諦めていたある日、夫が「１日半有給を取ってきたから行くで」と急に行く気モードになってくれました。（何があったのか）

そうと決まれば話は早く、さっそく宿を取りあっという間に当日になりました。

いざ、三重県へ！

当日は、昼過ぎに家を出発。
すぐに高速道路に乗って約3時間ぐらいで相差に着く予定です。
私は弱虫ペダルに絶賛ハマり中なので、車の中はアニメ版弱虫ペダルのOp・Edメドレーを流してドライブしました　笑
（文句も言わずにそれに付き合ってくれる夫。）

平日ということもあり、高速道路も空いていたため、予定の時間に宿に到着しました。
宿は「うえ久」さんに泊まりました。
部屋の前は漁港があり、眺めも良くて気持ちがいい。

夕食まで少し時間があったので、海辺を散歩することにしました。
ここで、ちょっとした事件が。

散歩に行く途中、3歳〜４歳ぐらいの男の子2人が子ども用の自転車に乗って遊んでいました。
どこまでスピードが出せるか競争やと言わんばかりの走り方で、お兄ちゃんらしき男の子が弟に「〇〇ちゃん、はやいな〜」と話しています。
そばにはおじいさんらしき人が見守っていて、「ほほえましいな〜」と思って横目に歩いていきました。

しばらく歩いていると、放し飼いの犬を連れたおじさんとすれ違いました。
「開放的やな〜」と夫と話しながら歩いていると、そのおじさんが何かを叫びながら反対方向に走っていきます。

何だろう？と思って振り返ると、いきなり夫も走り出しました。
私は、状況が掴めないまま後を追いかけます。
よく見てみると、５０メートル先ぐらいにさっきの男の子が海に落ちていて、おじいさんが助けに海に入っているところでした。

漁港なので、コンクリートの先は塀がなく、下は水深数メートルの海です。
どうやら自転車のまま海につっこんでいってしまったようです。
たまたま落ちた場所が、はしごがあったところだったので、男の子はそのはしごにつかまっていて何とかおじいさんが間に合ったようでした。
その後、夫も引き上げるのを手伝っていました。

子どもはギャン泣き。
もう一人の男の子もお兄ちゃんがいきなりいなくなったので、追いかけて転んでギャン泣き。
あやそうとしていると、おじいさんが慌ててスクーターの前と後ろに男の子2人を乗せて家に帰って行きました。
（帰ったらあの子たちの両親に怒られはるんやろな・・・）

さっきの叫んで走って行ったおじさんが、話しかけてきました。
「いつも言ってるんやけどな。海のそばで自転車乗らすのは危ないゆうて。」とのこと。
おじさんも近所の方だったようです。
「水難事故はこうやって起きるんか。。。怖いな・・・。」「なんだかんだ、無事でよかったなぁ」と話しながら散歩再開です。

海を眺めていると、70歳ぐらいのおばあちゃんが話しかけてきました。
その方は長年この海で海女さんをされているそうで、少し海女さんの仕事のことや海のことを教えてくれました。
（方言があって、話の6割ぐらいしか分からなかった　笑）
相差では、海女さんが有名で海女さんの資料館がいくつかあるほどです。集落の中に、何名も海女さんがおられるそうです。

20分ぐらいの散歩でしたが、男の子が海に落ちたり、おじさんや海女さんと話したりと濃い時間となりました。

夕食で海の幸を堪能

夕食はもちろん海鮮です。
うえ久さんの船で、今日釣ってきてくれたという鯛やひらめ、鮑にアオリイカ、伊勢海老など豪華な食事でした。
私たちは海がないところに住んでいるので、さっきとれた魚のような新鮮な海鮮を滅多に食べられないため、テンションが上がります。

写真の他にも石垣鯛の煮付けや鯛のあんかけなど美味しいお料理がたくさん出てきました。
量もたっぷりで、大満足の夕食となりました！

今回の宿では、お料理の他にもう１つのお楽しみがありました。
それはお風呂です。
温泉というわけではないのですが、うえ久さんの露天風呂には、天女像が浮かび上がっている石があるそうで、そこにお湯をかけてお願い事をすると叶うという話があるそうです。
せっかくなので、露天風呂も堪能ししっかりお願いしてきました。
この日はゆっくりでき、夜は、海が近いこともあり波の音を聞きながら寝ることができました。
長くなったので続きます。