里親委託のお話から現在の様子(手続きのお話)

里親

今日は、委託開始から現在の様子(手続きのお話)をしたいと思います。

特別養子縁組の手続き

3月上旬に里親委託のお話をいただき、
実際にKくんが我が家に来たのが3月下旬。

あれから約4ヶ月が経ちました。

我が家の場合は、特別養子縁組を前提とした委託です。
特別養子縁組とは、子どもと実親の法的な親子関係を解消して、子どもと養親の実の親子関係を結ぶものです。
戸籍の話にもなってくるので、家庭裁判所の決定によって縁組が成立します。

特別養子縁組をするためには、
①実親の同意があること ②養親の年齢が25歳以上であること ③養子が15歳未満であること ④養親が養子を6ヶ月以上養育する必要があること
のおおまかに4つの要件があります。(厚生労働省のHPより)

養子縁組の申立については、簡単にいうとこのような流れになるそうです。

①子どもが生後2ヶ月を過ぎたら、家庭裁判所に「第1審判」の申立てができる。(子どもが養子の要件に適格かどうかの審判)

養子適格だという審判がおりる → 「不服申し立て(抗告)」と言って、審判がおりてから2週間の間は実親が「やっぱり養子に出すのはやめたい」と言える期間が用意されている。(それを過ぎると承諾したとみなされて実親の不服申し立てはできなくなる)

②養親が養子を6ヶ月以上養育をする。

③6ヶ月の養育期間が過ぎれば、「第2審判」の申立ができる。(養親となる者が適格かどうかの審判)

簡単に言うと、家庭裁判所による2回の審判と6ヶ月以上の養育が必要だそうです。

児童相談所の担当職員さんによると、
5月の上旬に第1審判の申立てをしたとのことで、5月下旬に裁判所に実親さんが出向いて話し合いが行われたそうです。
我が家の担当者さんは結構丁寧に連絡をくださるので、
「今、〇〇の状況です〜」というのを教えてくれます。
5月末に担当さんから連絡が来た時も、「実親さんが裁判所に出向いてから今日で2週間です。特に不服申し立ての連絡は入っていないようですよ。審判の決定が届いたらすぐに連絡します!」と言ってくださっていました。

1ヶ月後、児童相談所の担当者さんが再度
「まだ決定はウチにも届いてないんですが、家庭裁判所の手続きが滞っているのかもしれません・・・」と連絡を入れてくださりました。

こちらが過度に不安がらないようにフォローしてくださっているんだろうな・・・

あれから2ヶ月半。
待てど暮らせど、第1審判の決定の連絡がない・・・

・・・大丈夫かな?

私と夫がなぜこんなに第1審判の決定を心配しているかというと、、
それは、2週間の不服申し立て期間に不安を持っているからです。
実親さんが2週間以内に、「やっぱり養子に出すのやめたい。」と言ったら審判のやり直しになります。
逆に言えば、この2週間が過ぎれば実親さんは「やっぱり育てたい」と言う権利がなくなります。
できるだけ、早くその状態になって安心したい・・・

数年前までは、この不服申し立ての期間がもっと長く、養子縁組が成立するまででした。
実際に、養子縁組できる見通しで養親が250日以上養育をしてきたのに、実親が同意を撤回し、養子縁組とならないケースもあったようです。
(2020年に制度改正され、”第1審判の決定後、2週間以上経てば実親の同意の撤回はできなくなる”と変更されました)

児童相談所から電話が

8月上旬、児童相談所から電話がありました。
電話の内容は、
「昨日、家庭裁判所から第1審判の決定の通知書が届きました」とのこと。
おそらく、同じタイミングで実親にも決定通知書が送られているようで、
ここから2週間、実親さんが何も言ってこなかったら第1審判は確定となります。

(不服申し立ての2週間はとっくに過ぎていると思っていましたが、そうではなかったみたいです。)

やっと第一段階に来ました。
思っているよりも時間がかかっているような気がしますが・・・
不服申し立てされずに決定することを祈ろう( ´-`)

5ヶ月になりました

Kくん、生後5ヶ月になりました。

メリーのぬいぐるみをもぎ取るKくん
残るはサルノリ。目が合っている気がする 笑

足と手の力もだいぶついてきました・・・
体重は8キロになり、もりもり育っています( ´ ▽ ` )

審判の結果について気になる日々でしたが、(今でも気になっているけれど)Kくんが赤ちゃんの時間は今しかないし、日々の成長を感じられるのは自分たちだということをかみしめながら、一日一日を楽しく過ごそうと思います。


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