里親制度って?

里親制度について聞いてきた

里親制度についてお話を聞いてきました

不妊治療を続ける中で、子どもが出来なかったらという気持ちもあり、以前から何度か夫婦で話し合いをしてきました。

幸い(?)お互いに意見が食い違うことなく「子どもができなかったら養子縁組も考えていこう」という思いは同じ。

これまで、なかなか一歩が踏み出せていなかったのですが、先日里親制度について”子ども家庭支援センター”にお話を聞きに行ってきました。

里親制度の登録まで

子ども家庭支援センターで1時間半ぐらいお話をしました。

里親になろう!と思ってもすぐになれるわけではなく、いろいろな手続きを踏まないといけません。

自分が住んでいる都道府県では以下のような流れでした。

①相談(事前相談、里親制度の説明を受ける)
②相談(ガイダンス、制度説明と研修案内)
③研修(養育・養子縁組里親研修 講義3日+実習3日)
④申請(全ての研修を終了後、里親登録の意思が固まったら市町に申請)
⑤調査(家児相の職員さんの訪問調査)
⑥審査(研修の評価や訪問調査結果から里親としてふさわしいかの審査)
⑦認定・登録(審査で適当と認められたら里親として認定される)

初めてこれを知った時、実習3日って何をするの??!と尻込みしましたが、希望する児童養護施設に行って子どもたちと過ごすとのことでした。(難しくなさそうでよかった・・・)

そして、この研修は年に2回しかないそうです。思い立ったらすぐというわけには行かないということですね。今年はコロナの関係で1回しかなかったという・・・

研修を受けたのち、適切に養育できる環境かどうかを訪問にきてみてもらい、審査を受け、申請・登録という流れになります。登録するまでに、約半年はかかるそうです。
子どもを預かる、迎えるためには当然といえば当然のことか・・・

今回は①の事前相談です。

里親の種類

里親制度とは、何らかの事情により家庭での養育が難しくなったり受けられなくなった子どもたちに、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下での養育を提供する制度です。

一言で”里親”と言っても、子どもを預かる期間や子どもとの戸籍上のつながりによって様々な種類があります。
いただいたパンフレットに載っていたのは、
養育里親(一時保護委託・ホームステイ・長期養育)、養子縁組里親(特別養子縁組前提)の4つでした。

養育里親と養子縁組里親は、字のとおり、子どもと養子縁組を行うか・行わないかの違いです。
養育里親でも、長期養育になれば数年間(場合によっては20歳まで)子どもを預かり育てることもあるようです。

子ども家庭相談センターの職員さんによると、”里親”というと犬や猫を想像する方が多く、この制度自体が一般に広まっていないとのこと。
確かに、ネットとかで調べるとペットの話が一番上に出てくる。
関心がないとなかなか見る機会もないですもんね。

 

今回は、特別養子縁組前提の話を中心に聞いてきました。

特別養子縁組のポイントは、

・子どもとの関係は永続的
・マッチングの期間がある。
・比較的低年齢の子どもを預かる。
・特別養子縁組を必要とする子どもが対象。縁組が成立すれば基本的に離縁はできず、一生ともに生きるという覚悟が必要。性別や障がいの有無など里親側が子どもを選ぶことはできない。
事前に調べていて知っていたこともありましたが、この制度で大事なのは、”里親制度は子どもを育てたい大人のための制度ではなく、家庭的な環境で子どもが安心して過ごせる子どものための制度”ということがわかりました。
今の正直な気持ちとして、”世の中の子どものために”っていうより、”自分たちの子どもが欲しい”という気持ちの方がまだまだ大きいです。

研修を受けたり実際にマッチングを受けることで、気持ちの変化もあるのだろうか。

次は家庭児童相談所に行き、ガイダンスという名の面談を受けてきます。

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