『キングダム 最強のチームと自分をつくる』を読んで

本の紹介

「キングダム 最強のチームと自分をつくる」 伊藤 羊一 著

2017年6月19日 第1刷発行 株式会社かんき出版から発行

この本は、漫画「キングダム」の登場人物の台詞から、ビジネスやチーム作りにおいての大事な考え方をひとつづつ深掘りされています。

著者が仕事をする上で大事にされている思い6つ「志(ビジョン)、行動(アクション)、精神力(マインド)、仲間(チーム)、話力(スピーチ)、信(ビリーブ)」の章から構成されています。

 

キングダムファンの楽しみ方

この本の楽しみ方はいろいろあって、

流れのままに初めから最後まで読んでもいいし、

ビジネス本として気になるところから読んでもいいし、

セリフのページで、”どんな場面でどのキャラクターが言った言葉か”を一人で当てっこするのも楽しい。(私はコレ)

そして、「あのシーンのあの言葉にはそんな意味があったのか!?」という新たな発見もあり、セリフに対しての考え方を、後の文章で説明をしてくださっているのでとても読みやすかったです。

若手、中堅クラスの悩めるビジネスパーソンに向けて書かれた本のようです。

実は、この本にはキングダムのイラストが一つも出てきません。
けれど、読み進めていくと(キングダムを読んだ人ならわかるかと思うのですが)セリフを見て情景の説明を受けただけでそのシーンが思い起こされます。

この本を書いている人もすごいと思ったけど、キングダムの作者もすごい!と改めて思いました。たくさんの魅了的なキャラクターがいる中で、それぞれの人格をのせたセリフ(言葉)がよくこれほどまでに思いつくもんだと思います。

 

覚えておきたい3つのこと

第2章 行動(アクション)より

①迷ったらワイルドな方を選ぶ、その思考の習慣を作ることで自分が変わる。

だがそれでも戦るしかねぇ
ここで逃げてるようじゃ
天下の大将軍なんて
夢のまた夢だ  (信)

私は、一歩踏み込んで走り出すかどうか、という岐路に立った際には、「迷ったらワイルドな方を選べ」と自分に問いかけることにしている。(中略)やがてそれが習慣になり、行動に結びつけていくうちに、自分が変わってくるのだ。

たいてい迷ったら安全な方を取りがちです。でも、一歩踏み出すことでその未来が変わるならリスクをとってチャレンジすることも面白い生き方になるのだと思います。

 

第5章 話力(スピーチ)より

②人に何かを伝える時は、ロジカルに伝えることが大事。

あきらめるな
矢も尽きていない
馬も走っている
まだうなだれる時ではないぞ!!
今は一歩でも秦に
近づくことだけを考えろ! (政)

「〜だから、〜だ」と読んでみて、意味が伝わるかどうか。意味がつながればロジカルなのだ。(中略)①主張があり、②根拠があり、③主張と根拠が分かりやすくつながっている、の3点が必要だ。

心がけようと思います。言い切れる言葉には自信が感じられ、それに根拠が加われば信頼性が増します。

 

第6章 信(ビリーブ)より

③全ての仕事は誰かを喜ばせるためにある

人の世をよりよい方向へ進めるのが
為政者(いせいしゃ)の•••
君主の役目ではないのか  (政)

私たちは何のために生きるのか。何のために仕事をするのか。
それは、世の中をより良くするため、である。

私も、仕事の本質はこれだと思います。
誰かに喜んでもらえるから、誰かの役に立てるから頑張れる。
もちろん、お金を稼ぐために、生きていくために仕事をしている部分もあります。でもやっぱり”ありがとう”を言われると嬉しくなる。もっと喜んでもらいたい!と思う。それらが繋がって少しずつ世の中がよくなって行くのだと思いたいです。

 

漫画キングダムで個人的に心に残っているセリフ

これが将軍の見る景色です

漫画「キングダム」16巻の瀕死の王騎が信に語りかけるシーンです。周りの兵や馬が必死に道を作っているところを王騎目線で描かれています。あのシーンが忘れられない。

この本にも載っているかな〜?とワクワクしながら読み進めましたら、載っていました!そこに書いてある解説文も「うん、うん」とうなずくことばかり。

一冊読み終わって、もう一度キングダムを読みたくなりました。笑

この本は出版されてしばらく立ちますが、キングダムファンで読んでいない方はぜひ読んでみてください( ´ ▽ ` )

 

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