Kくんが我が家に来てはや1年。
無事に戸籍転入の手続きも済み、毎日お散歩に行ったり買い物したり図書館や児童館に行ったりと穏やかに過ごしています。
その中で当初から気になっていたKくんの名前について少し書きたいと思います。
Kくんの名前について
Kくんの名前は、産みの親(母親)がKくんを出産した時につけてくれました。
初めから里子にすると決めておられる方の中には、名前は里親さんがつけるというケースもあるそうなのですが、Kくんの場合は、すでに名前が決まっていました。
産みの母からKくんに宛てた手紙(児相の方が丁寧にアルバムにしてくれていて、私たちにも見れるようにしてくれていた)にも、名前(漢字)に込めた思いが書かれていました。
その思いを見てしまったので、私としては、名前を変えていいのだろうか・・・という思いがありました。
私は結構迷っていましたが、夫はあっさりとしていて、「(変えても)いいんちゃうかな」とのこと。
というのも、我が家の名字は珍しい読み方で、初めて見る方はほとんどの人が読めないのです。
(結婚して名前が変わってから、すんなり読まれたことは一度もない)
その上、Kくんの名前の漢字も読めない。(こちらもすんなり読めた人はいない)
というわけで、名前を正しく呼んでもらえないのはどうなんだろう?という思いも確かにあり、夫婦で話し合った結果、「せめて名前はほとんどの方が読めるようにしてあげたいね」ということで氏名変更の手続きをすることになりました。
ただ、生まれてずっとKくんの名前で呼んできたので、私たちの場合は漢字のみを変えることにしました。
名前の変更って簡単にできるもの?
そもそも名前の変更って簡単にできるのだろうか?
無知の私たちは、まず児童相談所の職員さんに聞きました。
すると、手続きはKくんが私たちの戸籍に入ってからできるようになるとのことでした。
ざっくりとした流れは、
家庭裁判所に書類を提出し、申立てをする
→裁判所からの許可が下りて謄本が送られてくる
→それを市役所に持って行って手続きをする
といった感じです。
裁判所のHPには、手続きに必要な書類がダウンロードできるようになっていて、収入印紙と戸籍謄本と切手を同封して提出すればいいようでした。
「裁判所のHP 名の変更許可」
名の変更については、15歳未満の子どもは親が代理で申立人となり、申し立てをします。
申し立て理由の選択箇所には、「難しくて正確に読まれない」、のほか、
「奇妙な名である」
「同姓同名がいて不便である」
「外国人とまぎらわしい」
「神官・僧侶になった」など様々な理由が書かれていました。
Kくんの場合は、「難しくて正確に読まれない」にバッチリ当てはまっている。なんとかなりそう・・・
(申し立て理由が、趣味や好みの場合の氏名変更はできないようです)
というわけで、Kくんの誕生日ごろに、必要な書類をそろえて家庭裁判所に氏名変更の申し立てをしました。
(養子縁組の手続きに比べたら簡単に申し立てができてびっくりしました)
それから約1ヶ月
桜が咲く頃、家庭裁判所から封書が届きました。
中身は氏名変更について。
そこには氏名変更の許可がおりたことが書かれていて、許可に対する謄本も同封されていました。
これで一安心(*´-`)
数日中に市役所に手続きに行って氏名変更の手続きをしてこようと思います。
それが済んだら今度は、本人の保険証の氏名変更や病院の受診券、マイナンバーの登録など細々したことが待っている・・(°_°)
手続きは色々と面倒くさいところはありますが、
保育園や幼稚園に行く前に、養子縁組の手続きと氏名変更ができてよかったなと思いました。
コメント