病院退院の立ち会い
里親委託の話を受けて(委託のお話はこちら)からは、マッチングの期間に入りました。
私たちの場合は、赤ちゃんがまだ病院にいる時に委託の話があったので、赤ちゃんの退院日に立ち会うことができました。(児童相談所の職員さんが退院日を調整してくださいました)
この日、初めてKくんとご対面。
2996グラムの元気な男の子で、出会った時はぱっちり目を開いて起きていてくれました。
Kくんが小さい体や手足を懸命に動かす姿を見ていると、じんわりと涙が出てきました。
嬉しいからなのか、感動してなのか、自分でもよくわからない涙。
今まで待ち望んでも叶えられなくて、これまで押さえ込んでいた気持ちがゆっくり溢れてくるようでした。
ひととおり抱っこさせてもらってしばらく過ごし、ベビードレスに着替えて退院をしました。
退院時に病棟のスタッフさんからの寄せ書きを受け取り、たくさんの方に可愛がってもらっていたことが伝わってきて、嬉しくなりました。
乳児院へ
退院後は数日間乳児院で過ごすため、この日は児童相談所の車で、病院から乳児院に向かいました。
チャイルドシートの乗せ方も分からずあたふたしていましたが、児童相談所の職員さんと看護師さんが付き添ってくださり、乗せ方や抱っこの仕方などいろいろ教えてくれました。
乳児院につくと、早速ミルクの時間。
ミルクを作って飲ませてあげたり、おむつを替える練習をして過ごします。
全てが初めてで、肩に力が入りながらお世話をしていましたが、乳児院の職員さんが優しく丁寧に教えてくださったので、安心してお世話することができました。
今後のマッチングのスケジュールを調整し、この日は帰宅。
それからはマッチングのため、数日間乳児院に通い、お泊まりをしたりしてKくんのお世話に慣れていきます。
乳児院にお泊まり
日中のKくんの様子がだんだんわかってきた頃、夫婦揃って乳児院にお泊まりさせてもらいました。
いつも過ごしていた部屋とは違って、お風呂やキッチンが付いているワンルームみたいな部屋で一晩3人で過ごします。
沐浴をしたり、どちらかがお風呂に入っている間にKくんを見たりと少しずつ要領がわかってきた頃、寝る時間になりました。
一応部屋を暗くし、寝る準備をするものの、Kくんのお目目はパッチリ。
・・・全然寝ない・・・
抱っこをして歩いてみても、止まると泣く・・・
泣き止んで寝たかと思って布団に寝かせると、起きて泣く・・・
何度か繰り返してやっと眠りについたかと思えば、もう次のミルクの時間・・・
想像以上に大変なのだと知りました。
(世の子育てしているママさんパパさん、すげぇ・・・)
次の日はお昼まで乳児院でKくんと過ごしました。
ちょうど、テレビでWBCの準決勝をやっていて、それを見ながらまったりと・・・
お泊まりでは、昼間とは違ったKくんの一面が見れて、自宅で過ごすイメージができ、良い経験ができました。
(良い経験はできましたが、Kくんのお腹の風邪がうつってしまい、2日後嘔吐で苦しむことに・・・受け入れる日が3日伸びてしまった・・・)
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