子ども家庭相談センターから電話が!

里親

時はさかのぼること、3月の上旬。
普段は、ほぼ鳴ることのない私のスマホに1本の電話がありました。
相手は(管轄外の地域の)子ども家庭相談センターの職員さん。
電話口では、
「里親に理解のあるご夫婦ということで、施設(里親の実習したとこ)の職員さんから伺っている。穏やかな人柄ということで、一度家庭訪問をさせてもらえないか」ということでした。

里親登録して早1年。
そういったことは初めてだったので、定期的な訪問があるんだろうと思い、詳しいことは聞かず・・・
ひとまず夫に連絡し、平日休めるかを確認しました。

家庭訪問

当日。
子ども家庭相談センターの職員さんが2名いらっしゃいました。
私たちの家庭内の様子や仕事、趣味などについて少しお話をした後、
職員さんが紙をカバンから出しながら、「単刀直入で申し訳ないのですが、里親の委託の話があります」と話し始めました。

10%ぐらいは、もしかしたら委託の話かも・・と思っていましたが、
訪問直前に夫と、「いきなりそんな話にはならんやろ〜」と話していたので、
2人とも、心の準備をしておらず、「は、はぁ」と変なリアクションに。

職員さんから、子どもの施設での様子やご両親の現在の状況、なぜご両親が育てられないのか等のお話を聞きながら、子どもの写真も見せてもらいました。
そこには、つかまり立ちをしている笑顔の女の子が写っていました。
1歳半とのこと。
そして、ご両親の状況について思っていたよりも、具体的に教えてもらえました。

もともと、私たちは第一希望が特別養子縁組でしたが、養育里親の受け入れも場合によってはできるかもしれないと、
希望を出していました。
今回のケースは、”両親が養育里親は同意しているが特別養子縁組はまだ同意していない”という状況だったので、
自分達の希望と少し合う部分があり、今回お話を聞くことができたのかもしれません。

一通りお話を聞いた後、私達夫婦の今の気持ちを聞かせてほしいとのことでした。

会ってみたいなという思いもありましたが、
最後にもう一回不妊治療をしよう!と薬を飲み始めたばっかりだったので、
「不妊治療もしながら委託の話も進めることができるのか?」
「今回のお話を断って、次またこういったお話がまわってくるのか?」
頭の中でぐるぐる考えてしまい、この場でのお返事はできませんでした。
思っていることを正直に職員さんに伝えると、
職員さんは、「ご自身の人生なので、自分達を大切に、悔いのないようにしてください。」と言ってくださりました。
後日こちらから連絡させていただくことになり、この日の家庭訪問は終わりました。

家庭訪問後

家庭訪問が終わり、夫との話合い。
私は、結構ぐるぐると迷っていましたが
夫は、「不妊治療を最後にやると決めたから、まずはそっちを優先しよう!」と
あまり迷っていない様子。
夫と話していうるちに、「今不妊治療をやめていたら後悔するかもしれないな」という思いが出てきました。
不妊治療がまだできる年齢で、妊娠する可能性があるなら、その機会を無くしてしまうのはもったいない気もする。
今日が一番若い日だからこそ、今した方がいい事をやっていこうと思います。

夫との話し合いで、今回は不妊治療を優先することにしました。

そして、後日子ども家庭相談センターに連絡し、不妊治療を優先する折をお伝えしました。
せっかく足を運んでいただいたのに申し訳ない。
今回の子どもさんに合う里親さんが見つかりますように・・・

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